開札から一週間後、弁護士から、売却決定がなされたとの連絡が来た。代金納付はその二ヵ月後だが、申し出をすれば早めることも可能だという。結局、代金納付時期を1ヵ月早めてもらうことにした。納付する代金は保証金の分を差し引いた一一八八万六四七一万円。これだけなら自己資金ぎりぎりの範囲ではあるが、ほかに登録免許税などもかかることを考え、夫の親から五〇〇万円の住宅取得資金贈与を受けることにした。ちなみに税額は二〇万円と、通常の贈与よりも六四万五〇〇〇円も安い。
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代金納付の振り込みの手続きと所有権移転のための登録免許税の納付手続きを同時にすませるとともに、弁護士に引渡命令の申し立てを依頼した。弁護士の話では、引渡命令は一週間程度で出るとのことだった。引渡命令が出ると、弁護士は裁判所の執行官とともにマンションの管理会社に施錠を解いてもらったうえで物件の中に入ると、四〇歳くらいの女性が在宅していて、「自分は何も知らない、夫は夜に戻ってくるので話は夫にしてほしい」という。