ターゲットとする顧客をマスととらない

2011.11.14

不特定多数の消費者にモノを売ることをマス・マーケティングという。しかし、消費者の嗜好が属性分化した昨今では、なかなかこの文字ヅラ通りにはいかなくなっている。そこで浮上してきたのが「顧客識別マーケティング」という概念だ。マス・マーケティングでは顧客をマス、あるいはグループとしてとらえ、その共通ニーズに向けてマーケティングを展開していくことを意図している。すなわち、共通の属性を持つ顧客層をできるだけ大きくとらえ、この母集団に対して一時的なマーケティングを実施することになる。

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一方、顧客識別マーケティングでは、ターゲットとする顧客をマスととらえず、個別対応していく。顧客を比較的少数の集団に区切り、各集団ごとにマーケティング戦略を講じる。つまりは、消費者をその必要性と欲求に応じていくつかの特徴を持った市場に分割し、その消費者集団に適した集中的な販売活動を行うようにすることが大切になってくるわけだが、そんなときに役立つのが、テレマーケテイングという調査手法である。「お客さまは、○×にご興味はございますか?」一斉にこういった電話をかけ、その回答内容ごとにリストを振り分けていく方法だ。人間がやると1件300円ぐらいかかるところを、コンピュータ音声でやると10円以下でできたりする。興味のない人に長くしゃべっても電話代がかかるだけ。切られることが前提だ。「お忙しい方、または興味のない方はお切りください」と流れる。それでもかなり意見は集約できる。