ダイエット状態だった体は、少ないカロリーでもやっていけるように省エネルギー化されているので、ここで会ったが100年目とばかり、体内に入ってきた栄養を消費せず、脂肪にして蓄えようとします。脂肪こそは、再び飢餓状態(ダイエットのことを、体はこう思っているでしょう)がやってきたとき、生命を維持するために最も役に立つエネルギーの貯蔵庫なのです。こうして、ヤセてご機嫌な気分になっている間に、体はもう二度と飢えたくないと、必死の防御を始めているわけです。それは「太りやすくなること」を意味しています。その結果、ダイエット前と同じくらいしか食べていないのに太りだし、ダイエットで骨や筋肉が減ったぶん、脂肪がつくので、たとえ以前と体重は変わらなくても、前よりも脂肪体重がふえてしまうのです(リバウンド)。もちろん、成人病にもかかりやすくなります。短期間では、脂肪体重だけを落とすことはできません。だいたい、1〜2週間に1Kg、1ヵ月に4?が、脂肪体重を落とす限界です。それ以上落とそうとすれば、必ず骨や筋肉が一緒に落ち、後に残るのは脂肪ですから、リバウンドしやすくなるといえます。理想的なダイエットとは、1ヵ月で1〜2?程度、脂肪体重だけを減らしていくことです。こういったヤセ方なら無理がありませんし、減るのは脂肪体重だけなので、見た目も美しく、リバウンドしにくいヤセ方ができます。ゆっくりヤセることの利点は、正しい食べ方・運動の仕方など、ヤセるための生活習慣が着実に身についていくことです。これなら、一生リバウンドせずに理想の体重を維持することも夢ではありません。これに反し、短期間でヤセようと無理な食事制限をし、ダイエット終了後に、以前の太る生活習慣に戻ってしまったのでは、元の木阿弥ということになります。つまり、美しくヤセて、二度と元の体重に戻らないためには、激ヤセは百害あって一利なし。ある程度時間をかけ、優雅にヤセたいものです。