10〜100Mbpsの速度が可能な光ファイバーの利用が可能になりつつあります。おそらく、何年か後にはADSLが普及し、次いで必要に応じてより高速な光ファイバーに移行するのが、多くの人の選択となるでしょう。いずれにせよ、ADSLの普及によって、やっと絵に描かれていた餅、理念として理解していたインターネットの利用が本格化するわけです。この意味で、インターネットの本当の普及、効用の発揮はこれからです。言うまでもなく、インターネットの役割は「情報面での合理化」にありますから、産業革命のような「肉体面での合理化」はそれほどないでしょう。しかし、現在の経済は、ベーシックな物的要求はとっくに満たされており、人間の仕事も大部分は情報の処理となっています。例えば、工場でも、農場でも人間が汗水垂らして働くという光景はあまり見られません。無数の機械が筋力の部分を代替しており、人間は機械のオペレータとして情報を操作しているからです。この情報処理の合理化への基盤がやっと整備されてきたという意味で、2001年を大きな転換点として捉え、新しいスタートを目指したいものです。本書は、この記念すべき年に、改めてネットビジネスの現状と来るべき姿を俯瞰・整理してみることを目標としています。
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