美容外科クリニックで行われている顔の脂肪注入で効果が大きいのは口の横のしわと、ほほのくぼみです。またときには下まぶたにへこみがあってちょうどクマができたように見えることがありますが、このような状態に対しても脂肪注入が適しています。ふくらませたい部分にある程度の幅や広さがある場合は脂肪注入がとても効果的です。コラーゲンは1本ずつのしわのように、細い部分をふくらませるのに効果的ですが、ほほのくぼみをふくらませるほど入れると皮膚の血行障害を起こします。口の横のしわについては、しわが細く1本の線だけが見える場合はコラーゲン注入のほうが適しています。しかし多くの場合はしわになっている部分の陥没の幅がある程度ありますから、脂肪注入のほうが効果が大きいのです。またコラーゲンのように完全になくなってしまうことがないのでその点も有利です。これらの方法以外に特に口の横のしわに対しては、皮膚の深いところに脂肪注入、さらに浅いところにコラーゲン注入という二重の対策をとる方法を、オリジナルのしわ対策として行っています。この方法でかなりの皮膚のはりを作ることができます。脂肪注入は本来脂肪のあるところにはよく生着し、骨のすぐ上など、脂肪のないところには余り生着率がよくありません。例えばおでことかこめかみなどはほとんど皮下脂肪のない部分です。このようなところに脂肪注入を行ってもかなり吸収されてなくなってしまいます。どうしてそうなるのかはまだよくわかっていないのですが、注入された脂肪は周りに本来の脂肪が存在するとよく生着することがわかっています。